ブリッジダイオード

ブリッジダイオード

ダイオードブリッジは、4つのダイオードをブリッジ回路構成に配置したもので、入力の極性のどちらに対しても同じ極性の出力を提供致します。

交流(AC)入力を直流(DC)出力に変換する最も一般的な用途で使用される場合、ブリッジ整流器として知られております。
ブリッジ整流器は、2線AC入力から全波整流を行うため、センタータップの二次巻線を備えた変圧器からの3線入力を備えた整流器と比較して、コストと重量が削減されます。

ダイオードブリッジの本質的な特徴は、入力の極性に関係なく出力の極性が同じであることです。
ダイオードブリッジ回路は、ポーランドの電気技術者カロル ポラックによって発明され、1895年12月にイギリスで、1896年1月にドイツで特許を取得しました。
また、1897年にドイツの物理学者レオ グレーツが同様の回路を独自に発明、発表致しました。
今日、この回路はグレーツ回路、あるいはグレーツブリッジと呼ばれております。

集積回路が利用可能となる前、ブリッジ整流器は「ディスクリートコンポーネント」つまり個々のダイオードから構成されておりました。
1950年頃から、ブリッジ構成で接続された4つのダイオードを含む単一の4端子コンポーネントが標準の商用コンポーネントとなり、現在ではさまざまな電圧および電流定格にて入手可能となっております。


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